カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2018年12月26日
  • カンボジアニュース

2018年の建設プロジェクト数は19%減少 カンボジア建設省[経済]

news_201812261
(c)Khmer Times

 国土整備・都市化・建設省の2018年の年次報告書によると、2018年に承認された建設プロジェクトの数が19%減少したと報告した。

 今年は2867件、52.2億ドルの建設プロジェクトが承認され、前年の3052件、64.2億ドルから18.66%減少した。

 一方で同省の手数料収入は9760万ドルにのぼり、前年の9300万ドルより増加した。手数料収入の内訳は、地籍サービスが約1150万ドル、建設サービスが405万ドル、企業および工場用地からの収入が7万ドル、資産移転税が819万ドルだった。

 新たにカンボジア不動産協会の会長になったセンチュリー21メコンのチレク・ソクニムCEOは、「若者、特に新婚夫婦は現在、自分の家を探しているので、住宅プロジェクトに対する需要は依然としてたくさんある。また、開発する土地もあるので、将来的にはもっと多くの投資家がやってくるだろう」と語った。

 アドバンスリアルエステート社のポー・エアウコンCEOは、「この減少は業界の実際の状況を反映していない」と述べ、「承認を待っているプロジェクトは統計に含まれていない」と説明した。

 また、同氏は、「2016年と2017年には登録プロジェクト数が大幅に増加したたため、2018年にはこの成長が鈍化するのは当然のことだ。大規模なプロジェクトは2~3年で完成するので、登録数が遅くなる年もある」と述べた。

 同省によると、承認されたプロジェクトの総数のうち、245件(約48億ドルの投資)が省に登録され、2622件(4億ドルの投資)が州当局によって承認された。

関連記事
経済
プノンペン住宅市場、都市化の進展で国内需要が急増[経済]
(22日)
政治
カンボジア「カラー革命」報道、米国の介入疑惑で物議[政治]
(12日)
経済
第3四半期に小規模ビジネスローン増加も、不動産市場は冷え込み[経済]
(01日)
政治
シアヌークビルの未完成建物問題、政府の支援策に期待も解決は未だ[政治]
(10月30日)
観光
カンボジア、タイ提案の「6カ国1目的地」観光ビザを検討[観光]
(10月23日)
社会
カンボジア租税総局、税負債の分割払いを最大3年まで許可[社会]
(10月21日)
あわせて読みたい
特集
トップインタビュー イエローツリー・インテリア バーニー・ダーキン(1/3)
特集
チア・ソパーラー大臣が語る、歴史からの再興を遂げたカンボジアの可能性
特集
まちづくりひとづくり スペシャル対談 Vol.4
特集
まちづくりひとづくり スペシャル対談 vol.3
特集
活況カンボジア不動産投資 リスクとリターンを見極めた先に映るその正体は? 2/2
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース