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  • 経済
  • 2018年8月2日
  • カンボジアニュース

プノンペンで低コストの賃貸住宅増加計画が始動

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カンボジアの首都プノンペンでは、市内に住む人口が急速に増加している。これらの人々は、ほとんどが中流階級から下層階級に属し、経済的および教育的機会を求めてプノンペンに集中して来ており、国土整備・都市化・建設省(MLMUPC)によると、プノンペンの人口は2030年までに400~700万人に増加すると予想されている。

 急増する人口とそれに伴う需要に応えるため、チア・ソパーラー大臣は、「低コストの賃貸住宅やアパートなどはもちろん、2030年までに政府は100万世帯を増やす必要がある」と述べた。

 プノンペン・デイリー・プロパティーのディレクターは、「プノンペンの膨大な移民労働者が、低コストレンタルの大きな市場を作り出した。これらの移住者の多くは、プノンペン地区の工場、主に衣服・縫製工場で働く労働者である」と語った。同国で稼働する1700以上の工場の大半は、100万人近くを雇用しており、プノンペンとその郊外に集中している。

 これらの工業地帯の周りには、賃貸用の部屋が兼ね備えたアパートが数多くある。この賃貸物件はほとんど場合家具があまりなく、プノンペンの暑さから逃れるための冷房設備も基本的なものしか含まれておらず、約100米ドル未満で貸し出されている。

 アマタ・プロパティーサービスの代表は、「プノンペンの郊外にある低価格の賃貸物件は、企業、レストラン、ホテルなど月額200~300ドルの収入がある学生やスタッフにも人気がある」と指摘した。プノンペンには、国内の大学やその他の高等教育機関のほとんどがある。

 同氏は続けて、「低コストのレンタルが集中している地域では、貧弱な衛生設備とセキュリティが問題になっている。中心地以外のいくつかの地域では、衛生状態と安全性を改善する必要がある」と強調した。

 ハットンズCPLのCEOは、「同国の首都には低価格の賃貸物件の大規模市場が存在している。住民の大部分が39歳未満で、後に安い賃貸マンションや家屋を購入するために低価格物件に入居し節約している」と語った。

 カンボジアの生活費は非常に低く、同国の賃貸住宅は世界で最も安いと言えるだろう。

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