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  • 経済
  • 2017年12月21日
  • カンボジアニュース

電子決済サービスのパイペイ 中国アリペイと提携[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 電子決済サービスを手掛けるパイペイ(Pi Pay)は、中国最大のオンライン決済サービス、アリペイ(Alipay、支付宝)と提携することを発表した。これにより、アリペイを通じてパイペイでの決済を使用することが可能となる。プノンペンポスト紙が報じた。

 パイペイは、カンボジア全域で16万8000件ダウンロードされており、トーマス・ポコルニーCEOは、「2020年までに年間200万人以上の中国人観光客が見込まれており、この提携は今回の提携は自然なことで、両国にとって相互利益がある」と説明した。

 現在、パイペイが利用できるレストランやカフェ等はプノンペンを中心に約1400店まで増えており、来年初めからシェムリアップやシハヌークビルまで拡大される予定。同氏は、「プノンペンだけで15万人以上がパイペイでモバイル決済している。これは国際的な水準でフィンテックが浸透し始めていることを示唆している」と述べた。

 アリババ・グループにより2004年に設立されたアリペイは、現在中国で5億2000万人のアクティブユーザーを抱え、7カ国で事業展開をしている。アリペイのエリア責任者は、「カンボジアを旅行する中国人観光客に広く受け入れられるだろう」と話した。また、「カンボジアを訪れる前後でさえも、同プラットフォームによって中国にいる中国人消費者に対して新しい小売サービスを提供できるようにする」と述べ、消費者のための新しい小売体験の可能性についても言及した。

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