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米国の大部分に店舗をもつ大規模な小売チェーンであるウォルマートのシニア・エグゼクティブ、スコット・プライス氏は、イット・ソムヘーン労働大臣との会合で、「来年、カンボジアからより多くの衣服、靴、カバン製品を購入する」と約束した。クメールタイムズ紙が報じた。
イット大臣よると、ウォルマートの幹部らはカンボジア製の衣類、履物、カバン製品の品質に満足し、注文を増やしたいと話していたという。また、イット大臣は、「彼らは強制労働がなく、工場には供給能力があることを認識できたことで、カンボジアからの受注を増やすことに決めた」と語った。
今年上半期の米国への縫製品の輸出は前年比6.9%増の37億ドル。また昨年、米国政府は、一般特恵関税制度の下、カンボジア製のカバン、バックパック、ハンドバッグ、財布など旅行用品の輸出に対して免税を付与している。
関税当局によると、2016年の縫製品の輸出は、前年度比7.2%増の73億ドルだったという。一方、縫製業労働者の最低賃金は、来年1月から月額170ドルに増加する。