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  • 経済
  • 2017年10月16日
  • カンボジアニュース

EIFプログラム カンボジアの経済成長に大きく寄与[経済]

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(c)Khmer Times

 カンボジアは、拡大統合フレームワーク(EIF)への参加の結果、国際市場におけるプレーヤーとしての地位と貿易能力を大幅に向上させたと、専門家はEIFの取締役会で発言した。クメールタイムズ紙が報じた。

 EIFは、国際貿易市場への統合と貿易推進のため、後発発展途上国(LDCs)の支援を目指す世界的な開発プログラム。EIFのカンボジア輸出多角化・拡大プログラム(CEDEP)は、精白米、高品質のシルク、モニタリング評価(M&E)に重きを置いたCEDEPⅠと、キャッサバ、魚製品、ホスピタリティ分野に取り組むCEDEPⅡの2つのプログラムから構成されている。

 専門家は、両プログラムは肯定的な結果をもたらし、カンボジアにおける輸出の伸びに大きく貢献したと説明。商業省の高官は、「EIFは女性の能力強化、青少年の雇用創出、新しい取引機会の開拓、そして様々な商品取引を可能にする環境を作り出した」と説明。また同氏は、「能力開発、貿易の主流化、政策立案といった貿易開発の強化におけるEIFの継続的な支援により、カンボジアは卓越した経済成長を維持する上で大きな進歩を遂げた」と述べた。

 カンボジアコメ協会(CRF)のマーケットマネージャーは、「同プログラムとの共同作業により米の生産量が増え、バイヤーを見つけることができた」と語り、「CRFが国際金融公社とEIFプログラムから受け取った支援は非常に貴重なものだった」と付け加えた。

 カンボジアは、2001年以来、特に製品とサービスの開発、輸出促進、インフラ、食品の安全性、衛生および植物検疫措置の分野で取引能力を高めるため、EIFから約800万ドルを受け取っている。

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