カンボジア政府は、香港との自由貿易協定(FTA)に署名すると述べた。同協定は、投資と貿易の拡大をもたらし、中国本土に次ぐ世界第2位の貿易相手国となる。クメールタイムズ紙が報じた。
署名はASEAN10カ国協議は3年間の交渉を経て、11月にフィリピンで開催されるASEANサミットの場で行われるという。
商業省の広報官は、「ASEAN・中国本土での自由貿易協定発効から7年以上経っている。香港は1997年まで英国の植民地で、2047年まで特別行政区域として中国に渡されているため、FTAの交渉は別途必要だ。香港の経済と貿易には巨大な成長の可能性があり、英国制度の下で引き続き機能している。香港からの投資増大を期待する」と述べた。
昨年の香港・ASEAN間の貿易総額は1068億ドル。カンボジアへの直接貿易額は2016年に11億ドルに達し、輸入額は9億2000万ドル、輸出額は2億6700万ドルだった。