(c)Phnom Penh Post
カンボジアの大手不動産会社のボナリアルティグループは、プノンペンとシェムリアップのホテルに関する調査を発表した。プノンペンポスト紙が報じた。
最近の調査によると、プノンペンの2つ星宿泊施設の数は、昨年6月に比べ23%増加し、プノンペンの4つ星ホテルは6158室、5つ星ホテルは2830室であるとも明らかになった。
また、シェムリアップのホテルでは、3つ星ホテルの数は、昨年6月の5987室から今年6月には6709室に増加し、4つ星ホテルは8132室から8962室に増加。一方5つ星ホテルの客室は、昨年の6699件から6131件と減少が見られた。
同社のダイレクターによると、プノンペンのホテル数はシェムリアップと比較して大幅に増加し、観光の需要から新しいホテルプロジェクトも進められているとした。
カンボジア国家観光連盟のホー・バンディ会長は、「国内のホテル市場の競争は、市場への供給が増えたため、常に高まっている。シェムリアップとプノンペンの小さなブティックホテルの多くは、利益を得るのに苦労しており、倒産に追い込まれているホテルも少なくない」と話す。
タオン・コン観光大臣は、カンボジアのホテル業界が直面している課題を認識したうえで、「問題の解決には宿泊施設業界が一体となり、協力することが必要だ」とした。