(c)Phnom Penh Post
サービスを開始してから約1か月が経過した電子決済プラットフォーム、パイペイ(Pi Pay)は、デジタル取引において既に100万ドルを超える処理を行っており、カンボジアはキャッシュレス決済の準備が整っていないという懸念を払拭した。プノンペンポスト紙が報じた。
パイペイ・アジアのCEO、トーマス・ポコルニー氏によると、3万人以上のスマートフォンユーザーがパイペイのアプリをダウンロードし、そのプラットフォームはプノンペンの150の店舗で10万件件以上の取引を処理したとしている。
同氏は、「正直に言うと、この進歩は驚くべきことであり、我々の期待をすべて上回っている。カンボジアではこのようなプラットフォームの準備ができていないと言われていたが、今月は非常に興味深い結果を残した」と述べた。
アプリケーションは依然としてベータテストの段階にあり、パイペイは利用者と店舗からのフィードバックを回収してサービスに役立てるとしているが、その最終的な目標は完全なキャッシュレスシステムを開発することだという。
また、同氏は今月から完全なキャッシュレスサービスを提供する予定があり、パートナーとなる銀行名に関しては明かすことを拒否したものの、既に10の大手の商業銀行がプラットフォームの展開に合意しているとした。同社は1400社の企業と契約を結び、8月末までに300以上の店舗で利用可能となる予定である。