(c)Phnom Penh Post
政府関係者によると、カンボジア政府は農作物の低価格に抗議しているトウモロコシ農家を支援するため、緊急で精米業者への緊急融資資金を使い資金を提供すると見られている。プノンペンポスト紙が報じた。
政府の支援を受けている農村開発銀行(RDB)のカオ・タッチCEOは、「2700万ドルの緊急融資資金を使い、トウモロコシの貿易業者に資金を配給することで、小規模農家から購入したトウモロコシの価格を引き上げることができる」と発言した。
また、融資は貯蔵のトウモロコシの使用に基づいて提供されると同氏は説明。金利は5~6%になると見られている。
更に同氏は、「コメの収穫とトウモロコシ収穫の時期が異なり、更にコメの精米業者がこの資金を利用していないため、この予算を活用してトウモロコシ産業を助けることが可能だ」と述べた。元々の2700万ドルの融資資金のうち、米の精米業者に支払われている額は僅か350万ドルだ。