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カンボジアのショップ、レストランへの電子決済導入を狙うスタートアップ企業パイペイ(PiPay)が、モバイルアプリを公式に発表した。カンボジアデイリー紙が報じた。
同アプリはこれまで数週間以上にわたり、1000人による試行を展開。パイペイCEOのトーマス・ポコルニー氏は、アプリは誰でもダウンロードでき、使用できると発表し、パイペイのサービスが利用できる店舗数には言及しなかったが、その数は“多い”とだけ述べた。
同アプリは支払いにQRコードを使用し、中国の人気アプリWeChatとAlipayをモデルとしている。登録には、使用者にIDカードまたはパスポートの持参が必要だ。
同社は、世界的な支払いテクノロジー企業であるWirecardの後援や、マレー系商業銀行であるCIMBからの支援を受け、また中央銀行からのライセンスも取得している。
ポコルニーCEOは、カンボジアではペイゴーやスマートルイなどeウォレットアプリの多くが食料品の購入や公共料金の支払いに重きを置いている中、パイペイはショップやレストランの支払いをターゲットにした唯一のシステムであると主張した。
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