在カンボジア米大使館がカンボジアにおける知的財産権保護の脆弱さを指摘した。プノンペンポスト紙が報じた。
在カンボジア米大使館の副大使によると、「国が知的財産権の保護に大きく献身すれば、特に革新集約型分野において外国投資が更にカンボジアに投資するだろう」と発言。また、同氏は、「知識集約型産業の輸出額は、他の分野より3.5倍となっており、カンボジアが知的財産権の保護においてリーダーとなれば、更なる経済成長と高い賃金の恩恵を受ける」と付け加えた。
しかし、知的財産保護に関する法律の執行を課されている機関は多くあるものの、その有効性は限界があると指摘。また侵害の申し立ても様々な機関を通して行われ、各機関における責任分担の不明確さも指摘する。
商業省によると、昨年は6719の商標出願が受理され、4737が登録、1160の商標が更新されたという。前年からわずかに増加した。