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4月19日、安定した電力供給を目的とした7500万ドルのプロジェクトが発表され、スヴァイリエン州、プレイベン州、カンダール州の人々が恩恵を受けるという。
同プロジェクトは中国からの融資を受け、115キロボルトの送電線がプレイヴェン州のPreah Sdach地区のサブステーションを経由してプノンペンとスヴァイリエン州のバベットを結ぶ。最初は150メガワットの送電を行い、最大300メガワットにアップグレードされるという。
カンボジア電力公社(EDC)の事務局長は、「高電圧伝送網は、電力供給の質、安定性、有効性、持続可能性を高めるのに役立つだろう。 中国とカンボジアは良いパートナーであり、カンボジアの発展のため融資を行う」と話し、在カンボジア中国大使は「カンボジアの電力事業は何もないところから始まり、今や80%の電力が国内生産されている」と述べた。
鉱工・エネルギー省の
スイ・サエム大臣は、「手頃な価格での電力供給は、経済成長、近代化を推進する鍵であり、 インフラ整備計画と農村部への電力拡大計画に取り組んでいる」と話す。
同省によると、昨年末までに電力が供給されている地域は、全国の1万589村(約75%)、合計190万世帯(58%)。カンボジアは、石油火力発電所で200メガワット、石炭火力発電所で500メガワット、水力発電所で928メガワットのエネルギーを発電している。
同大臣によると、カンボジアは2020年以降、増加する電力需要に対応するため、500メガワットの石炭火力発電所建設や、より多くの水力発電所の建設計画を進めており、約400メガワットの発電量を持つ水力発電所が来年に、135メガワットの石炭火力発電所が2019年にオープン予定だ。
カンボジアには、25の電力サブステーションで14の都市と地方をカバーしており、さらに2018年以降に9つの州が、2020年初頭
にラタナキリ州と
モンドルキリ州が電力に接続される。