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  • 経済
  • 2017年4月14日
  • カンボジアニュース

マレーシア系電力設備企業 1億ドルの送電線工事を受注[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 マレーシアの電力設備大手のペステックのカンボジア子会社が、コッコン州のとプノンペンを結ぶ、230キロボルトの送電線の建設契約を結んだ。これは同社がマレーシア証券取引所に提出した資料により明らかになり、1億ドル相当になるという。

 報告書によると、ペステックはカンボジアの複合企業アレックス・コーポレーションより送電線工事の受注を受けたもので、同社は送電線の設計工事や設置、および試運転などを行う。2月下旬に閣僚理事会が発表した文書によると、アレックス・コーポレーションと政府間の契約は、25年間のBOT(Build、Operate、Transfer)契約に基づくもので、プロジェクトの開始は3ヶ月以内、建設は3年間続く予定だ。

 鉱山・エネルギー省の担当局長は、「ストゥン・タタイ水力発電所は、中国国家重機械公司(China National Heavy Machinery Corporation)によって5億4000万ドルで建設され、2015年後半に発電を開始した。送電線増設により、ペステック・ラインは、同地域において第2の専用線となり、これまでのような停電は起こらず、より信頼の高い送電が可能になる」と述べた。

 国家最高経済評議会メイ・カリヤン上級顧問は、「追加の送電線が、消費者の信頼を向上させる一方、政府は電力の質を高め、産業多様化を図る必要がある。また、経済特区の隣に発電所を建設し、投資家からの信頼向上も考えなければならない」と語った。

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