テレコムカンボジアは、2016年に売上額1860万ドル、純利益100万ドルとなり、前期の72万4700ドルの赤字から黒字転換した。クメールタイムズ紙が報じた。
この変化は、インターネットユーザーを中心とした顧客数の増加によるもので、同社の報告書によると、2016年の非監査収入は1860万ドルで、そのうち850万ドルは主要サービスの1つであるトランジット料金(同業他社に提供する中継接続サービス)から得たものである。
「カンボジアの電気通信と情報通信技術(ICTセクター)が急速に発展しており、毎日サービス利用者からの需要が増えている」と、郵便電気通省のトラン・イゥテック大臣は述べ、「昨年の利益は、通信不正を防止する取り組みが寄与する一方で、通話料も増加したため、トランジット料収入が増加した」と付け加えた。
また、トラン大臣は、「私たちは拡大し、全国の家庭にインターネットを提供することに注力しなければなりません。高速インターネットの需要が増えるだろう」と述べた。
政府のICT政策は、2020年までに国内の電話回線を100%カバーし、ブロードバンドインターネットは都市で100%のと農村部では80%をカバーすることを目指している。