カンボジアにおいてビール広告は成長著しい広告分野の一つになっていると、プノンペンポストは報じた。
インドチャイナリサーチ社によると、カンボジアのビール会社の広告費用は去年から2桁成長を遂げ、テレビや印刷広告費は去年19%増加し、330万ドルだったと推測している。
同社でベトナム・カンボジアの市場調査を担当するゼネラルマネージャーは、その数字にはコンサートやスポーツ行事への広告費は含まれておらず、どれほど多くのビール会社が広告に資金を費やしているかを示していると指摘している。
カンボジア人は年間約610万ヘクトリットル、一人につき38.6リットルのビールを飲むという。最大手テレビ局の責任者は、ビールはカンボジアの消費製品の中で最も大きな広告予算を持つと指摘しており、「広告が無ければビールを売ることはできない。市場での競争が激化するにつれ広告費への支出が増大されるだろう」と発言している。
インドシナリサーチ社は、テレビや印刷広告費として330万ドルに加え、コンサートやスポーツ行事でのプロモーション費用も含めれば、広告費は合計して2000万ドル近くになるだろうと推測している。