世界銀行は、シェムリアップとプノンペンの貧困層および貧困家庭に向けた「貧困層の生計向上プロジェクト(Livelihood Enhancement and Association of the Poor Project=LEAP)」へ2000万ドルの支援を承認した。クメールタイムズ紙が報じた。
このプロジェクトは、特定地域の貧困層や貧困世帯の金融サービスへのアクセスを向上させ、収入やコミュニティインフラの創出を提供し、および危機や緊急事態が発生した場合には迅速かつ効果的な対応を提供することを目的としている。
シェムリアップでは47のコミューン、プノンペンでは13のコミューンの貧しい人々や脆弱な家族を支援し、自助グループや生産者グループを通じて能力を養成し、金融リテラシー、事業計画、経理、記録に関する基本的な訓練を行うという。
世界銀行の東南アジア担当は、「カンボジアは東南アジアの貧困削減のリーダーである。 このプロジェクトはカンボジアの貧困をさらに減らし、シェムリアップとプノンペンの貧しい人々の生活を直接的に改善するのに役立つ」と述べた。
このプロジェクトはまた、労働に役立つ技能を磨く失業中の若者や女性支援も行い、貧困家庭では交付金を受け取るという。