(c)Phnom Penh Post
不動産市況が2016年中頃に悪化し始め、8月に高級コンドミニアム「ザ・ベイ」の建設中止の発表を皮切りに、高級コンドミニアムの売上が減速した。
CBREの最新レポートによると、2017年は高級コンドミニアムの竣工により約8000戸が市場に参入することが予想され、同社アソシエイトダイレクター、ティダ・アン氏によると、そのうち約8割は売却済だという。
CPLカンボジアプロパティーズCEOのチェイン・ケイン氏は、「計画の段階では建設資金が不足しており、買い手からの支払いを待って建設し続けるようなデベロッパーは成功しない」と警鐘を鳴らした。
また、フリ不動産のレイ・センリャップCEOは、「開発会社、購入者の両方が、2018年の選挙後の政治情勢を懸念している」と述べた。同氏は、「間違ったコンドミニアムを購入すると転売できなくなり、開発者も信頼を失うことになる。したがって開発者は自社の開発案件の品質が悪いものでないかどうかを自問する必要がある」と語った。