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カンボジア保険協会(IAC)によると、カンボジアの保険業界は2016年に記録的な成長を見せ、保険料総額は1億1360万ドルに達した。クメールタイムズ紙は報じている。
昨日発表された報告書では、保険料総額が2015年の8370万ドルから2016年は1億1360万ドルに増加し、35.6%の増となった。不動産および火災保険、医療保険、工学保険、個人災害保険、海上保険、航空輸送保険など全体的な成長を見せており、特に生命保険の保険料総額の伸びは大きく、前年度第4四半期で1230万ドルとなり、一昨年同期比で76%増加となった。
IAC会長は特に生命保険がカンボジアの各家庭にとどまらず、社会全体にとっても重要な役割を果たしており、カンボジアの長期的な経済発展を推進していると述べ、「カンボジアの保険業界は今後も成長を続ける見込み」との見解を示した。
カンボジアにおける全体の保険適用範囲はGDPの0.35%に過ぎず、保険普及率はASEAN加盟国の中で最低となっているが、保険業界では今後建設業界での需要増を見込み、普及率はさらに上がるものと予想されている。