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  • 2016年12月12日
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ラオスのダム建設、環境への影響が懸念されるもカンボジア政府は取り合わず[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 ストゥントレン州のPreah Romkil地区は、ラオスのドンサホンダムの建設に関してフン・セン首相が支持して以来、懸念を表明できずにいる。プノンペンポスト紙が報じた。

 論争の多いドンサホンダムの建設計画について、ラオスがカンボジアに低価格で電力を販売するという理由から、先月にフン・セン首相が支持を表明した。


 活動家の一人は、「この計画に自治体は苦情を言うことができない。私たちは、フン・セン首相がこの計画の支持を止めるよう呼びかける」と語った。

 環境保護グループは、「この地区から1kmしか離れていない場所でダムは建設され、水質や魚、旅行産業への影響が懸念される」と述べた。

 また、活動家の一人は、「ダムを調べたが、砕石が漁業へ損害を与えている。また、以前はここに7匹のイラワディイルカがいたが、今は1匹も見なくなった。観光客はイルカを見に来ていたが、イルカがいなくなれば観光客は来なくなるだろう」と語った。

 政府の広報担当は、「ダムはラオスにあるんだから、活動家は外務省に訴えるべきだ」と述べた。

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