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カンボジアで、首都プノンペンとプノンペン国際空港をつなぐ鉄道の建設が計画されている。乗車する前に荷物のチェックインと飛行機の搭乗券を入手できる仕組みになる予定だ。クメールタイムズ紙が報じた。
計画されている路線は、プノンペンとプレアシアヌーク州を結び、プノンペン国際空港を通過する。カンボジア公共事業運輸省によれば、同案は空港利用客が市街の交通渋滞を避ける目的がある。
同省のスン・チャントール大臣は、「現在は調査の段階にあるが、技術的に可能となればすぐに計画に着手する予定だ」と述べた。同氏によれば、同省とオーストラリアのトル・グループとカンボジアのロイヤルグループの合弁会社トル・ロイヤル鉄道が協力し、既存路線から空港へ延びる線路を建設する予定。
カンボジア民間航空庁の広報担当者は、「このような輸送手段は必要だ。近隣諸国ではすでに整備されており、カンボジアでの早い実現を願っている」と述べた。
同省とトル・ロイヤル鉄道は、プノンペン経済特区への線路建設についても調査を進めており、多くの労働者の輸送や交通事故の減少に役立つと期待される。