(c)Khmer Times
政府は今年上半期の信用貸の伸び率の抑制に成功したにも関わらず、依然として非中核外部資金の変動に対して脆弱であると8月30日に発表した。
カンボジア経済財政省による最初の「マクロ経済モニター中間評価(Macroeconomic Monitor Mid-Year Assessment)」によると、「カンボジアの信用貸産業は、外資系ファンドへの過度の依存により危険にさらされている」と警告し、「外部からの借入資金は引き揚げられやすく、それが金融機関の貸し渋りに繋がり、その後、倒産を引き起こす可能性がある。このような事態が金融システム全体をダウンさせる可能性を秘めている」と付け加えられている。
また、信用貸しの伸びは前年同期の36%に比べて、今年上半期には22%にまで低下したが、緊急に備えてより抑制しなければならないとも記されていた。
しかし、アクレダ銀行のイン・チャンニーCEOは、銀行が既に国内資本を活用し始めていることを強調し、「アクレダ銀行は、外部資金にはほとんど依存しておらず、全く心配していない」と述べた。
カンボジア中央銀行(NBC)のチア・セレイ総局長は、「中央銀行は海外の短期借入金阻止のため、外国借入に対する引当金を課す努力をしている」とクメール・タイムズ紙に語り、また「資本基盤を強化する方法として、自己資本の最低要件を増加し、銀行の流動資金の管理を強化している」と述べた。