既存のアパートメントへの入居率が急速に低下する一方で、サービスアパートメント市場がいまだ外国人に人気だ。
現地不動産会社ラッキー・リアルティのマネージングダイレクターであるディット・チャンナ氏によれば、NGO職員や外国人の数が増えているため、プノンペンにおける今年上半期のサービスアパートメントの需要は根強い。
ディット氏は「ほとんどの外国人がサービス付きの物件を好み、また長期間滞在する」と話す。
また、「アパートメントの数が増えている一方で、モダンな施設をまだ増設していないものも多く、そういった物件はテナントの獲得が困難になっている。また、そうした物件が余剰になることは業界にとって好ましくない」と指摘する。
同氏によれば、グレードAのサービスアパートメントの価格帯はツーベッドルームで2500~3500ドル、ワンベッドルームで1000~2000ドルで、グレードBの場合はツーベッドルーム1000~2000ドル、グレードCはワンベッドルーム400~700ドルだ。
CBREの市場調査によれば、プノンペン全体のサービスアパートメント数は6494棟で入居率は85.8%にのぼっているという。