カンボジア香港ビジネス協会（HKBAC）のオフィスが先週月曜日、地元投資家らに歓迎されつつ開設されたと、クメールタイムズ紙が報じた。香港からカンボジアへの投資を呼び込む目的がある。
ワールドブリッジのチェアマンであるシーア・リッティ氏は、「ビジネス協会が設置されれば海外投資がより簡単になる。このような駐在事務所は香港にとって、カンボジア投資への道を整備してくれる存在だ」と語った。
また同氏によれば、香港の投資家らは明確なビジネスプランを持っており、不動産や金融サービス、物流サービスの分野に投資をするという。「香港はビジネスを牽引する都市であり、投資家らは市場をよく調査してから投資を決定する。私は彼らを歓迎している」と同氏は述べた。
カンボジア商工会議所のゴー・メン・テック事務局長によれば、「特に衣類セクターへ投資する香港投資家が多く、また近年その多くは他セクターへも投資をシフトしている」という。
商業省の発表によると、カンボジア・香港間貿易の総額は2013年に22億ドルにのぼり、うち15億ドルが香港からの輸入に相当する。カンボジアから香港への輸出は6億6800万ドルだった。
