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  • 2016年5月26日
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メイドインカンボジア製品は低品質か?地元製品の販売促進へ商業省動く[経済]

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(c)Khmer Times

 22日、カンボジアの中小企業からの相次ぐ苦情を受け、商業省に小売店経営者が招集され、メイドインカンボジア製品の販売促進に向け協議がなされたことをクメールタイムズ紙が報じている。

 商業省パン・ソラサック大臣は、今後、25州ある各州の商業課も含め、小売店経営者と地元製品の販売促進に向け協議を進める予定だという。「イオンモールのようにカンボジア製品を陳列している小売店もあるが、一般的に地元製品は店頭に並ばないことが多く、課題は山積している。」と語った。

 カンボジア女性起業家協会(Cambodia Women Entrepreneur Association=CWEA)の会長であり、自身も食品メーカーを経営するケオ・マム氏は、地元メーカーにとって最大の課題は“棚の確保”で、一部のスーパーやミニマートでは地元製品を差別していると指摘する。

 「メイドインカンボジアの製品は小売店から不当な差別を受け、売り場も限定されている。一部の小売店では棚の良い場所を確保するために法外な棚代を請求するところもあり、外国製品しか陳列しない小売店も多い」(CWEA会長)



 また、地元の食品メーカーであるキリロムフードプロダクション(Kirirom Food Production)の幹部も地元製品が消費者への認知度が増えるように商業省に訴えている。

 「政府が地元製品を推進しなければ我々の商品は認知すらされない。メイドインカンボジアの製品は人々から品質が低いと思われているので、外国製品に流れてしまう。これではカンボジアの製造業に未来はない」(キリロムフードプロダクション幹部)

 中小メーカーからの悲痛な訴えを受け、ソラサック大臣は地元製品の販売促進に向けて進めていくことを誓った。さらに、食品安全法などの法を整備し、消費者の健康を守れるよう保健省と産業手工業省との連携にも言及した。

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