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  • 2017年10月15日
  • カンボジアニュース

カンポット州の新観光港 2019年開始予定[観光]

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(c)Khmer Times

 遅れていたカンポット州の観光港の建設が、2017年末までに開始、2019年までに稼働するという。同州初のこの港湾が、ベトナム、タイ、プレアシアヌーク州の観光客を海上で結び、州の観光促進を目指す切り札となる。クメールタイムズ紙が報じた。

 カンポット州観光局の担当者は、「当局は現在、法的枠組みと建設準備中であり、年末までに建設が開始されるだろう。プロジェクト遅延の理由は明言できないが、FS調査などの準備に時間がかかる」と述べた。

 港湾は、カンポット州のテック・チョウ地区に位置し、長さ300メートル、乗客数200~300人の船舶に対応できる。港湾の建設資金1800万ドルは、アジア開発銀行(ADB)が2014年に融資を承認しており、この港湾が観光の新たな機会を開くと期待している。ADBによると、開港時の観光客数は、国内から362万人、国外から36万人を見込んでおり、2020年には44万2000人となる見通しだ。

 同氏は、「観光港はタイやベトナムからのクルーズ船観光客に対応するために重要だ。新港のおかげで、カンポット州は近隣諸国とつながり、観光客を共有できる。同地域の観光客数を増やすため、現在ベトナムとタイの当局との会談が多く行われている」と付け加えた。

 州観光局の統計によると、カンポットは今年最初の9ヶ月間で100万人の観光客を迎え、去年の同時期と比較し約12%の増加となった。

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