(c)Phnom Penh Post
中国系観光開発会社が、プレアシアヌーク州の国立公園に大規模な観光開発を行うパートナーとの覚書調印式を行った。
中国系企業のユナイト国際投資グループの子会社、イージア観光開発は、ゴールデンシルバー湾の大部分を13社の中国企業によって開発・供給を行うという覚書を取り交わし、リーム国立公園内部の3300haではヴィラ、5つ星ホテル、エキシビションセンター、免税店や医療施設等が既に建設中であり、開発はリーム半島の海岸線とコトゥメイ島の西半分28㎞に及ぶという。
パートナーの中には、プノンペン唯一のカジノ併設ホテルであるナガワールドのジャンケット管理を引き受けるジンメイ国際エンターテイメントグループも含まれる。
ユナイト社とイージア社の会長、フー・シァン・ティン氏は、リゾートとシアヌークビル空港を結ぶ高速道路、そしてシアヌークビループノンペン間の主要高速道路の建設を今年後半から開始すると話す。3年~5年で開発を行い、ローカルはもちろん世界各国の観光客の誘致を行うというが、不動産はカンボジアと中国の投資家のために価格設定するという。
イージア社による開発コストや納期に関する正式な発表はないが、報道よれば約5億USD、完了するまでに20年かかるという。
イージア社がフン・セン首相のボディーガード組織に対する幾度の寄付後、2009年、政府は同社へ3300ヘクタールの土地使用権を認め、首相はリゾート計画を承認した。
しかし、2010年5月、プロジェクトの将来に対する疑念から、閣僚理事会がリーム国立公園内部のイージア社の土地使用権を失効させ環境省に土地管理を戻すという勅令を出した。プノンペンポスト紙によると、3月20日、環境省広報官は同社が観光開発計画のために必要なライセンスを全て持っている事を認めた。
3月18日の覚書調印式においてタオン・コン観光大臣は、この投資は中国による”一帯一路”戦略の一部であり、ゴールデンシルバー湾リゾートはカンボジア海岸に多くの中国人観光客を誘致すると話した。