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反汚職ユニット(Anti-Corruption Unit=ACU)が反腐敗活動の効率性を高めるため、承認・内部通報者保護を目的とした法案2件の草稿作成手続きを開始したと、クメールタイムズ紙が報じた。
召喚された証人の裁判所出廷義務化を含んだこれらの草案は、今年末にも完成する予定だという。
ACU委員長のオム・イエンティエン氏によれば、この法案の施行に向けて新たに特別ユニットを組織する予定だという。
NPO法人トランスペアレンシー・インターナショナル (TI) のカンボジア代表は、名誉毀損と偽証に関する反汚職法第41条に言及し、「現行法では証言が証拠不十分とされた場合に収監又は罰金が課される内容になっている。これから完成する草案の障害になるため、これは改正されるべきだ」と主張した。
TIが今年1月に発表した腐敗指標によれば、カンボジアはASEAN諸国中ほぼ最下位となる168ヵ国中150位だった。