- カンボジアの若者たちにとって、会社を選ぶ際に重要視されているのは給料であり、その次にスキル向上が並んだ。新しいことを学ぶのが好きだと言われるカンボジア人。仕事を通して、自分の知識やスキルを向上させたいと思う若者も多いようだ。
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- 今回行った調査で、国内企業よりも海外企業で働くことを希望する若者が、全体の78%に及んだ。特にビジネス都市であるプノンペンには外資系企業が多いということもあり、外資系企業に必要と考えられるビジネス・コミュニケーションスキルや自己管理スキル、外国語スキルを身に着けたい若者が多いと推測される。
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- この質問に対しては多い人で7~8回、少ない人で0回という回答があり、人によって大きく変わる結果となった。調査対象者の平均年齢が22.5歳という点を踏まえると、高い平均転職回数なのではないだろうか。またQ6の調査結果と併せて考えると、カンボジア人は現職より高い給料の職場が見つかれば、すぐに転職すると考えられる。
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- 「とても良い」と「良い」の回答が全体の半数を超える55%となった。一つの仕事を長く続けることは、カンボジアの若者にとって肯定的に捉えられていることが分かった。平均転職回数が高いことを考えると、意外な結果である。
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- 転職のきっかけとして一番多いのは、「昇給のチャンスが無い」だった。しかし、調査対象者の平均年齢、平均転職回数から考慮すると、昇給の機会を迎える前に転職してしまう人もいると考えられる。企業の中には昇給制度が無い、または制度があっても労働者側が存在を知らないという場合もある。人材の流出を防ぐためには、昇給制度を作り社員への周知を徹底することが大切だ。
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