【教育・学習支援】
ほとんどの私立学校では、就学前から小学6年生までの授業が行われているが、中等教育のカリキュラムは少ない。一方メリットとして、一日プログラム(半日外国語、半日クメール語など)か半日プログラム(外国語、クメール語のみ)を選べる学校も多く、一日プログラムには給食が提供される学校もある。
中等教育を行う私立学校の授業料はとても高額だが、カンボジアまたは海外の大学での高等教育を受けたいと望む学生にとっては、とても良い教育機関だと言える。カンボジアでは、いくつかの学校で中等教育課程の国際認定が行われている。例えば、学校認定団体である米国西部地域私立学校大学協会(WASC)、義務教育終了資格試験(IGCSE)/ケンブリッジ先進国際教育修了証(AICE) を扱うケンブリッジ国際教育評価機関(CAIE)、国際学校協議会(CIS)、国際バカロレア機構(IB)は、米国で一般的な認定機関である。これらの組織は、先進国の大学に出願したり進学するにあたって、各学校の教育課程や試験の内容が優秀な基準を満たし、学生の成績と成績証明書に示されているかを判断する。
語学学校では、特定の語学スキルに特化したカリキュラムを提供していて、週に数時間(1〜3時間)から15時間以上の集中プログラムまで、週当たりの学習時間を選択できる。料金やコースの内容は語学学校やプログラムによって異なり、各家庭は個人のニーズに合った価格帯コース内容、学校の立地などを見極める必要がある。
3歳以上の幼児向けの教育課程は、東南アジアにおける最大の成長市場の1つであり、カンボジアも例外ではない。幼児教育と、それによる社会的交流の重要性の理解が高まり、国内の多くの学校が幼児専用のカリキュラムを設置している。その結果、現在では、カンボジアに数多くの保育園や幼稚園が見られる。