2020年09月15日
PPCBankは2020年8月、訓練されたアフリカオニネズミによる地雷撤去活動に取り組む非営利団体APOPOに対して6,000米ドルの寄付を実施しました。この寄付金によりシェムリアップ北部最大24,000㎡の地雷撤去が期待されています。
1991年10月23日のパリ和平協定合意によるカンボジア内戦終結から間もなく丸29年を迎える現在、地雷のないカンボジアの未来につなげるための企業の社会的責任として、カンボジア国内での人道的な地雷撤去プロジェクトを運用しているAPOPOへの支援が行なわれました。
「外を出歩いたり、農作業中や通学路ですら、多くの人々がいまだ地雷の恐怖に苦しめられていることを知り心が震える思いです。APOPOが取り組んできた素晴らしい活動への支援を通じて、カンボジアの人々の希望と自信を取り戻すための手助けができることを誇りに思っています」と、PPCBank頭取シン・チャン・ムー氏はコメントしています。
■火薬をかぎわけ、広範囲の地雷探知に活躍する「ネズミの英雄たち」
地雷・不発弾は、内戦終結後から長い月日が過ぎた現在でもカンボジアに根深く残る問題ですが、その撤去作業には大きな危険を伴います。非営利団体APOPOでは、「ネズミの英雄たち(HeroRATs)」と呼ばれる訓練されたアフリカオニネズミを利用した地雷撤去方法が採用され、高度に発達したネズミの嗅覚を駆使した効率的な地雷探知および安全な撤去作業につながっています。一匹の「ネズミの英雄」は1日最大400㎡の土地をくまなく地雷探知することができ、その検出スピードは人間の専門家の約6倍を誇っています。
同団体によると、2015年よりこれまで43匹もの「ネズミの英雄たち」の活躍によって、約18.5百万㎡の土地から地雷撤去が実施され、5,759の地雷および40,954の不発弾の回収につながったとのことです。
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