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カンボジアの最大手財閥ロイヤルグループの子会社、ヨン・シェン・グローバルトレーディング(Yong Sheng Global Trading=YSGT)は、6月7日、ポスコSSヴィーニャ(本社・ベトナム)の建設資材を独占販売権を取得するため、パートナーシップ契約を締結した。ポスコSSヴィーナは、韓国の鉄鋼大手ポスコグループの鉄鋼会社だ。
これにより、ベトナムから輸入するポスコSSヴィーナの鉄鋼製品の全てに対して完全な権利を所有することとなる。なお、YSGT社が建設サプライヤーは今回が初めてではなく、タイのセメントメーカー業界3位のTPIポーリン(TPI Polene)とも提携している。
大手建設資材会社の役員は、「鉄鋼は主にタイ、ベトナム、中国から輸入しており、鉄鋼需要は国の開発に伴い上昇を続け、サプライヤーも殺到している」と語る。
しかし、商業省のデータによると、建設ブームにもかかわらず、鉄鋼の輸入はここ2年間で減少している。2014年に2億8100万ドル相当、約41万トンの輸入量だったのが、2015年には1億6700万ドル相当の約26万トンだった。