カンボジア政府は26日午後、オーストラリアからカンボジアへこの2014年末までに難民を受け入れる可能性があることに合意する文書に署名した。
このような署名式は通常内務省内で記者会見付きで行われるが、今回は署名のみで記者会見なしで行われた。記者たちはソー・ケーン内務大臣とオーストラリアのスコット･モリソン（Scott Morrison）移民省大臣を追いかけ質問する事を試みたが、二人は記者に対して口を開くことはなかった。
いずれにせよこれに関する合意では、オーストラリアの難民がカンボジアに来ることを許可することは人道的で、カンボジアにおいて彼らが新しい生活を始めることを意味するという。
カンボジア人権行動委員会（CHRAC）の事務局長スーン・ブンサッ氏はこの事に関して、情報を出さないというのは民主主義に反しているとして両政府を批判し「オーストラリアは民主主義国家なのに、なぜカンボジアへの難民移送を不透明な形で行うのか。オーストラリアは難民の受け入れ能力があり、カンボジアにはその能力がないのに、なぜカンボジアに難民を送るのか」と疑問の声を上げている。
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