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急成長を遂げるプノンペンには200万人以上が生活し、中心地の過密化によって深刻な交通渋滞を引き起こしていることから、プノンペンには衛星都市の必要性が増しているという。
中国系ディベロッパー、カントリーガーデンホールディングス社のヤン・グゥオチァン会長が可能性調査のために先週初めてプノンペンを訪問し、フン・セン首相と会談を行ったとクメールタイムズ紙が報じた。
同社は50億ドルの資本金を持ち、中国でトップ10に入る巨大ディベロッパー。2014年にはマレーシア政府の支援を受け、ジョホール州にジョホールバル衛星都市計画として、6000世帯が住むカントリーガーデン・ダンガベイを建設している。
首相補佐官によると、ヤン氏はプノンペンをジョホールバルのような街にする構想を持っており、フン・セン首相は歓迎したという。
プノンペンは人口急増に伴い不動産価格が急騰しており、農村部出身者は窮屈な都市部での生活を余儀なくされているが、通勤時間をかけても生活レベルを上げたい都民が郊外に居住し、それが衛星都市の下地になるとアナリストは語っている。