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  • 2016年5月20日
  • カンボジアニュース

旱魃がカンボジアの漁業セクターに打撃、政府は楽観的[コラム]

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(c)Ippei Tsuruga

 カンボジア政府は漁業生産量の成長を1.3%見込んでいるが、漁業関係者は目標達成について懐疑的な見方を示している。旱魃の影響が原因だ。

 カンボジアの水産業をモニタリングする漁業行動連合チーム(Fisheries Action Coalition Team=FACT)によれば、旱魃の影響で水位低下が著しく漁業に影響を与えているとのこと。カンボジア全土の漁業エリアのうち70%で季節はずれの水位低下に見舞われているようだ。

 カンボジア政府はこうした状況に理解を示しつつも、1%以上の成長は確保できると見ている。

 ただ、政府発表と外部ソースが示す数値の間に大きな乖離が見られる点も指摘されている。先週、政府が発表した昨年の漁業生産量は3%の減少だったが、WFPのデータは17%の減少を示していた。

 歴史的な旱魃がカンボジアの漁業セクターに打撃を与えているが、影響の正確な把握が求められそうだ。

参照:Drought weighs on fishery production target


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