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プノンペン経済特区(PPSEZ)が4月6日、遅れていたIPOに向け今後のスケジュールを発表した。4月18日から5日間かけてブックビルディング方式で新株の価格決定を行い、その2日後に公開する。
PPSEZは、今年後半に1160万USDの新株発行を目指している。PPSEZは指標価格は1株あたり$0.7~$1.0で、総時価総額は4050万~5788万ドルとなるだろうと述べた。投資家は4月18日開始のブックビルディングに招待される。
PPSEZは、76の日本企業のテナントを持ち、カンボジアで4番目となる、不動産と工業サービスで唯一の上場企業を目指しており、昨年の発表で、2014年に2340万USDの収入があったと述べている。当初はタイ国境近くにあるポイペトでの新経済特区開発のため、IPOで調達資金額を1500万USDまで引上げることを目指したが、810万~ 1160万USDとした。
PPSEZによると、昨年12月に上場したプノンペン自治港(PPAP)が520万USDを調達しており、投資家に十分な時間を与えるために近すぎる株式公開を避け、IPOを計画的に遅らせたという。
プノンペンポスト紙によると、アクレダ証券のCEO、スバイ・ヘイ氏は、PPSEZのポテンシャルは十分にあると述べたが、PPAPからわずか数ヶ月後の上場となることから、IPOの予想株価はPPAP株価5120リエル(約$1.28)と比較し、相対的に低くなるだろうと話した。