プノンペン自治港(PPAP)は、2024年の第3四半期までにコンテナ取扱量が前年同期比約20%増の36万5987 TEUに達した。また、貨物量とガス燃料を合わせた取扱量は3.58百万トンに上り、前年同期比13.6%増加している。貨物船の運航数も前年同期比25%増の4133航海にのぼり、乗客を運ぶ船も26%増加した。
PPAPは2024年上半期に1832万ドルの収益を上げ、前年同期比で11.7%の増収となった。
経済財政省高官によれば、製造業製品の輸出拡大がカンボジアの輸送業を促進しており、カンボジアの主要輸出品は衣料品、靴、旅行用品、自転車、車のタイヤ、米やゴムなどの農産物である。
一方、カンボジアの輸入総額は2024年1月から9月までで前年同期比15.9%増の211億ドルに達し、主要輸入品には石油、衣料品製造用の原材料、車両、機械、電子機器が含まれる。
PPAPのCEOであるヘイ・バウィ(Hei Bavy)氏は、「プノンペン自治港は透明性と迅速な対応を提供し、消費者ニーズに効果的に応えている」と述べ、「今後も国内外の港湾との競争力を高めるための近代化に注力する」と付け加えた。