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カンボジア政府は、NGOや民間企業、農家と協力して、カンボジアカシュー連盟(CCF)の設立を検討している。クメールタイムズが報じた。
先週、商業省や農林水産省、カンボジアカシュー協会、カシューナッツ加工会社のサンタナ、スイスのNGOが集まり、カンボジアカシュー連盟(CCF)の設立について議論が行われた。
カンボジアカシュー連盟は、生産の拡大や付加価値の向上、生産体制の組織化、輸出プロセスなどにおける様々な課題を克服し、この分野を商業化及び多角化、国際市場への輸出の増大が目的だ。
商業省高官は、「カシューナッツ部門はカンボジアの経済成長に貢献している。カシュー連盟の設立は、農家の収入を増加させ、農村地域の貧困を減少することにも役に立つ」と述べている。
スイスのNGOによれば、カンボジアのカシューナッツ生産は、2021年までに世界第5位にまで上昇すると予想されてが、インフラの問題や高い電気料金、市場の認識やリサーチ不足、加工経験の欠如などの課題に直面しているという。
カンボジアカシュー協会の副会長は、「中国とのFTAがあれば、多くの投資家を惹きつけることが可能だ。課題は新鮮なカシューナッツをベトナムに輸出することだが、最近では中国やインド、日本にも輸出しており、良い兆しが見えている」と述べた。
商業省によると、世界のカシューナッツ生産量は370万トン以上であり、エリア別の生産量はアフリカが全体の56%、インドが22%、東南アジアが18%、ブラジルが4%を占めている。国別ではベトナムが第3位、カンボジアが第6位となっている。