(c)Phnom Penh Post
カンボジア政府は、金融機関に対し500万ドルから600万ドルの低利融資を行うことを発表した。プノンペンポストが報じた。
フン・セン首相は30日、「銀行に対し500万ドルから600万ドルの低利融資を行うことで、銀行から経営者達への低利融資を可能にさせるだろう。政府は企業に直接融資はできないが、商業銀行を使い間接的に低金利の融資をすることはできる」と述べた。
カンボジアの最大のマイクロファイナンス機関(MFI)であるプラサックのサイ・ソニー副社長は、「新型コロナウイルスの感染拡大の影響が終息した後、民間企業は事業活動の再開に伴う資金が必要となるため、我々は企業に対して融資を継続しなければならない」と述べた。
加えて、「当社のポートフォリオは過去3カ月順調に推移しており、昨年12月比8%増の27億2500万ドルとなっている。不良債権比率は0.12%増の0.48%と僅かに増加したが、預金は2.25%増の18億2800万ドルへと成長している」と述べた。
カンボジア国立銀行(NBC)は全ての金融機関に対し、観光と衣料、建設、交通の4つの分野の民間企業に向けた融資条件の緩和と見直しを指示している。