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カンボジアのモバイル通信キャリア、スマートアクシアタが展開するモバイル決済サービスのスマートルイ(SmartLuy)は、その分野ではカンボジアで最も利用されているパイペイ(Pi Pay)と統合する。クメールタイムズが報じた。
スマートアクシアタはパイペイの少数株主となり、この統合により同社が持つ強力なエージェントネットワークを活用して、より付加価値の高いサービスの提供を目指す。
両社の共同声明によると、この統合はデジタル事業を強化するという両社の戦略に沿ったものであると同時に、市場を持続的に成長する構造に合理化するものだという。また、非常に激しい競争環境の中で、デジタル決済プラットフォームから新しいサービスの提供やデータの収益化、強力な資金調達の機会を与えるものだとしている。
カンボジアのキャッシュレスデジタル決済市場は、2019年に22億1千万ドルに達し、前年から38%増加している。また、今後もより多くのユーザーがフィンテックによる商取引を行い、2020年には2倍になると予想されている。