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フンセン首相は16日、プレアシアヌーク州には新たに4つの経済特区(SEZs)が増え、工業団地の総数は9つとなり、投資の後押しとなるだろうと述べた。クメールタイムズが報じた。
プレアシアヌーク州には現在5つの経済特区がある。業界関係者によると、新たに設けられる経済特区には外国のビジネスがより多く参入できるよう促される予定であるという。
カンボジア運送業者協会(CamFFA)のシン・チャンティ会長は18日、「経済特区は主に製造会社を誘致し、雇用を生み出し、国外への輸出を増やす。近年州内で見られる交通面の課題についても、政府は必要なインフラ整備に注力している」と、州内34の道路の補修・拡大のための2億9400万ドル規模のプロジェクトについても触れて述べた。
カンボジア商工会議所のリム・ヘン副会頭は、「急速な投資の増加により、新たに参入する企業のための倉庫スペースが不足している」と新たな経済特区設置に向けた現在の課題にも触れた。
カンボジアには現在18の経済特区があるが、そのほとんどがタイやベトナムとの国境沿いに存在する。シアヌークビルにある中国所有の経済特区は、国内最大規模である1117ヘクタールの工業団地で、153の企業と2万3000人の労働者を抱えており、総投資額は10億ドル近くと言われている。