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政府は、地元の中小企業に、証券取引所に上場するよう呼びかけている。クメールタイムズ紙が報じた。
工業手工芸省の高官は、資金調達の制限がカンボジアの中小企業にとって依然として最大の課題の1つであるとし、カンボジア証券取引所(CSX)に参加するよう促した。
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同氏は、「カンボジアには従業員10人以上の中小企業が約52万社あるが、そのうち政府に登録されているのは約15万社だ。中小企業セクターは経済成長のバックボーンであり、中小企業が繁栄すれば、国は繁栄する」と述べた。
カンボジア証券取引委員会(SECC)の副局長は、企業を上場させるための主要な課題をいくつか挙げ、「政府に登録すれば10年前から遡及的に納税しなければならないことを恐れている。また、家族経営の企業は部外者の介入を望まない。また、単純に事業拡大の野心がない」と述べたが、「競争の激化により、家族経営の企業も競争力を維持するために戦略を再考することを余儀なくされている」と付け加えた。
政府は1月初旬、上場企業に大きな税制上の優遇措置を与える政令を発表している。