(c)Phnom Penh Post
中国が進める一帯一路構想における開発が、カンボジアにとって良い機会をもたらすだけでなく、リスクが伴うと専門家は指摘している。プノンペンポスト紙が報じた。
国連主催の対話の中で、ミシガン大学の准教授、ユエン・アン氏は、「プロジェクトは機会だけでなく問題をもたらすので、プロジェクトの両面の話を慎重に検討しなければならない」と述べた。
同氏によると、シアヌークビルの発展は、中国の投資により急速なインフラの成長と豊富なビジネスチャンスを得る一方で、多くのカジノが作られ、社会面、廃棄物の管理や衛生面における問題を誘引している点を指摘した。
しかし、カンボジアの経済的成功が中国経済の成績と密接に関係しているなか、2030年までに中高所得国になるというカンボジアのビジョンを実現するために、一帯一路構想における開発が、カンボジアに良い機会を提供している。
国家最高経済評議会の上級顧問、メイ・カリヤン氏は、「一帯一路構想こそが重要であり、その影響が良し悪しにかかわらず、国全体で対応するのが義務だ」と述べた。