(c)Phnom Penh Post
インドのスレシュ・プラブ商工大臣は先週、「インドは、ASEAN諸国との関係を強化する一環として、カンボジアに病院と医科大学を設立する」とインドのメディアに語った。プノンペンポスト紙が報じた。
国営銀行のインド輸出入銀行は、専門医療サービスの需要が高まっているカンボジアにおいて、インドのヘルスケア事業者や教育機関が進出するための資金や投資家の確保に既に重きを置いているという。
スレシュ大臣は、「インドとASEANの経済関係を強化するため、CLMV諸国において複数のプロジェクトを行う予定だ。カンボジアでは病院や医科大学を、ミャンマーでは専門病院数院と教育機関を、またベトナムでは薬局を建設する」と述べたが、詳細については明かさなかった。
カンボジア商業省の広報官は、「インド―カンボジアの両大臣間で話し合う場が持たれた。ヘルスケア分野はカンボジアに必要なベンチャービジネスとして優先度が高い。具体的な交渉は始まってないが、インドのヘルスケア業界は先進的で、カンボジアへの投資は有益だろう。プロジェクトの実現と医療分野における人材育成支援を願っている」と語った。
同氏よると、カンボジア―インド間の二国間貿易額は2017年に1億2600万ドルに達しており、特にインドからの医薬品や医療機器の輸入が多かったという。