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ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、中国の大メコン圏(GMS)諸国の各閣僚は3月15日、第6回CBTA共同委員会で、越境交通協定(CBTA)の実施に向け合意に達した。クメールタイムズ紙が報じた。
CBTAは、GMS内の国境検査の廃止を求める合意であり、越境時の時間削減によって商業活動を促進する。6月1日から各国間の、道路交通許可証と商用車の一時入国許可証の発行を可能にし、貨物トラック各500台の一時入国を許可する。
閣僚はまた、2015年のASEAN経済共同体の青写真と合わせて、輸送及び貿易円滑化とGMS地域の投資ニーズに合わせるという共通の目標に向けて引き続き努力することに合意した。
一方、カンボジア貨物運送業者協会(CAMFFA)のシン・チャンティ会長は、「CBTAにより、タイ・ミャンマー・ラオスはスムーズになる一方、カンボジアはより困難になるだろう。例えば、カンボジア企業は他のGMS諸国での保険購入ができない。またすべての国が「ワンストップショップ」制度を採用しているわけではなく、各国で通関を行う必要がある。運送会社にとっては、一段と厳しくなる」と話す。
公共事業運輸省の広報官は、「現在、国境を超えた自由移動はバスのみであり、トラックの手続きの簡素化を願っている。我々は、輸送会社と共にすぐに、トラックの登録及び車両検査の実施を開始する」と述べた。