(c)Phnom Penh Post
プレアシアヌーク州沿岸部開発による需要の高まりからレンガ価格が上昇している。プノンペンポスト紙が報じた。
昨年初めは1万本のレンガ価格が180ドル前後だったが、今年は400ドルとなっている。
カンダール州のレンガ協会(Brick kiln associations)の会長は「今年は前年に比べて需要が高い、特にプレアシアヌーク州に多くの取引業者がいる。需要を満たすだけのレンガ生産に十分な労働者がいない」と語る。
プノンペンにある建設資材卸売会社の代表者は、レンガ以外の建設資材の価格も上昇していると語り、「もし、下請け業者などが昨年と同じ価格でプロジェクトに合意した場合、彼らに損失が発生する可能性もある」と述べた。
カンボジア建設協会(CCA)の事務局は、建設資材価格の上昇による建設費の上昇は特に問題はないだろうと語る。「カンボジアは経済が安定して成長しており、人々が家を購入する費用も上昇している。また分割払い制度などの支払い方法の選択支も増えており、需要は引き続き高いだろう」と述べた。
カンボジア信用機構(The Credit Bureau of Cambodia)は、昨年第4四半期中に住宅ローンの申請件数が62%増加したと報じた。同機構の報告書によると、昨年末のカンボジア人の総債務残高45億4000万ドルのうち約49%を住宅ローンが占めていた。