16日、米国の配車サービス大手ウーバー(Uber)が東南アジア事業をシンガポール同業最大手のグラブ(Grab)に売却する準備を進めている。米CNBCテレビが報じた。
カンボジアでは、昨年9月にウーバーが配車サービスを本格的に開始し、昨年12月にグラブが事業を開始した。
グラブは既に、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーでタクシーやバイクの配車サービスを展開しており、カンボジアは8カ国目となる。なお、当面のサービス対象エリアはプノンペンのみだが、今後は他の主要都市にも拡大する予定だ。
ウーバーは2019年までの上場を目指しており、より収益が見込める地域に経営資源を集中させる戦略で、2016年には中国事業を中国の同業大手、滴滴出行に売却している。
ウーバーは売却の見返りにグラブの株式を取得する方向という。