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近隣国からの違法輸入により、今年、カンボジア全土の小規模養豚場の半数以上が倒産したという。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジア家畜飼育者協会(Cambodia Rivestock Raisers Association)によると、昨年は1キログラム当たり1.75ドル~2ドルだった生きた豚の価格は、今年1.5ドルまでに急落。対する輸入豚は1キログラム当たり1.37ドルと安く販売されている。
タイの大手コングロマリット企業のカンボジア支店、CPカンボジアの担当者は、「輸入豚に対抗するため販売価格の引き下げに迫られている。業界の大手企業にも影響を与えている」と述べた。
農林水産省が定めた豚の輸入量を1日あたり1250頭までという規制があるものの、毎日1800頭以上が国境を越えてきているという。
また多くがベトナムからの輸入であり、タケオ州、スヴァイリエン州、トボンクムン州といった、税関の監視が不十分な地域から迂回して輸入されているという。
農林水産省の担当責任者によると、解決策を見つけるため、今月末までに民間部門との会合が開催するという。