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アジア開発銀行(ADB)理事会は先週、より効率的で安全且つ災害に強い輸送部門を創出するため7000万ドルの融資を承認した。クメールタイムズ紙が報じた。
ADBの声明によると、この融資は大メコン圏(GMS)沿ったプレイベン州、シェムリアップ州、スヴァイリエン州の国道整備に使用される。
ADBの上級輸送専門家は、「カンボジアでは道路が基本的な輸送手段であり、国の社会経済的発展にとって非常に重要だ。しかし、非効率的で断片化している」と指摘。同融資について同氏は、「道路の資産運用管理における政府の能力向上にも役立つ」と付け加えた。
カンボジアの道路網は、規制枠組みの不完全さ、制度的能力の低さ、民間部門の限定的参加、道路資産の持続可能性の欠如により、接続性と効率性が低くなっている。
プレスリリースによると、特にGMS内の周辺諸国とのつながりを強化するために、公共事業運輸省が管理する1万5400キロ以上の国道および地方道路の一部を修理し、修復する必要があるという。