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カンボジア政府は、ムスリムの社会からより多くの観光客や投資家を集めるため、マレーシアにハラール食品業界への支援を求めている。クメールタイムズ紙が報じた。
フン・セン首相は、マレーシアのジャミル・キル・バハロム大臣との会談中にこの要請をおこない、「ハラールのトレーニングを奨励し、ムスリムの投資家たちがカンボジアに来てハラール・フードの輸出を促進するようにしたい。我々はまた、カンボジアの発展を加速させるために、他の分野への投資も促していきたい」と話した。
ジャミル大臣は、マレーシアとカンボジアの国民同士の関係は密になっており、マレーシアのビジネス関係者と投資家がカンボジアに進出し、カンボジアの発展に貢献し続けていると語ったうえで、ハラール・フード業界への支援にも同意を示した。
カンボジア政府はこれを押し進めるため、年末までにハラール認証に関する閣僚会議令をまとめる見通しだ。カンボジアのハラール製品管理委員会のメンバーによると、最近ハラール認証に関する規制がまとめられ、その実施の前に、確認としてマレーシアに送られる予定だという。
その新しい規則によって、ムスリム、非ムスリム、そして外国人を問わず、人々は厳しい基準を満たさなければならないハラール・レストランをより容易に開店することが可能になるとされる。
同氏は、「現在エミレーツ航空により、ドバイからカンボジアへの直行便があるが、ハラール食品の存在によってより多くの観光客を呼び寄せることが可能になるだろう」と語った。
商業省の広報官も、商業省はハラール食品の生産の増加を支援しているとし、「カンボジアに住む地元のムスリムだけでなく、すべてのムスリム、特にムスリムの観光客にとって助けになるだろう」とコメントした。