(c)Phnom Penh Post
25日、商業省はオンライン上での商標登録を開始し、著作権侵害から保護するために現地および海外の個人や企業がカンボジアにおいて商標を登録することを許可した。クメールタイムズ紙が報じた。
オンラインでの商標登録は、既存の商標登録システムのオプションとして開始され、並行して機能する。商業省のパン・ソラサック大臣は、新しいペーパーレスのシステムは、企業に対して商標登録を容易にし、ブランドの設立を促すと述べた。また、省に足を運び関係者に書類を提出し、汚職の機会を作り出すような既存の登録制度を改善するものだとした。
申請者は、アクレダ銀行、カナディア銀行、FTB銀行の3つの地元の銀行からオンライン決済サービスを利用して登録料を支払うことができる。
この新しいプラットフォームは、
世界知的所有権機関(WIPO)の技術チームによって計画された。WIPO事務局長補の
高木善幸氏は、オンライン商標出願は、カンボジアでブランドを保護するために商標登録のスピードと容易さを改善すると述べた。
また、外国での商標保護の確立を支援するための出願システムであり、国際的な商標管理を支援する制度、マドリッド制度の第一歩でもある。
マドリッド制度とは、商標の国際登録制度のことで、外国での商標保護の確立を支援するための出願システムであると同時に、一括更新を通じて国際的な商標管理を支援する制度。
カンボジアは2015年にマドリッド制度に加盟して以来、商標登録が増加している。WIPOのデータによると、カンボジアには合計6913件の商標が登録されているという。今年は既に1884の商標が登録されている。